New Japan Initiative Blog – 在米コンサルタント3人が日本人ビジネスパーソンに提言します!


世界平和
04/05/2011, 09:35
Filed under: - HOTなビジネス動向とその意味 | タグ:

Cheburashkaです。今回世界各国から日本支援に寄せられている援助の手には、「世界は繋がっているんだ。」 と実感させられます。また、世界には「困っている人を助ける。」という気持ちが草の根レベルでは、脈々と受け継がれていると思いました。

反面、ここモスクワも(アメリカと同様に)Hate Crimeやテロと背中合わせの生活となっており、つくづく異なる宗教・文化の人たち同士が分かり合えることが容易でないことを感じざるを得ません。そして「武力をもって分からせる」という理屈に陥ってしまう。(リビアの内戦と、それに抑えるための欧米制裁しかり・・)

「グローバル化=アメリカ(英米)標準」というイメージも強いでしょうし、イデオロギーや宗教・歴史・文化を「グローバル化」させることは決して簡単ではないと思います。

ただし、物質的なグローバル化(=文明発展)は肯定されやすい。KFCを食べながら、Windowsやi-Phoneで通信し、国境や民族を越えて各々の意見を語り合う、これは一つの「世界平和」の形だと思います。

このように人々の生活を豊かにする「商品」や「サービス」をグローバルに展開することが、企業人としてできる世界平和への一助だと私は思います。



自粛

masakiです。3月28日付けNew York TimesにSelf-Restraintという記事が出ていました。日本人の特徴の一つである自粛です。今回の地震で被災した人達の痛みを感じ、又は、電力不足を少しでも緩和する為に自粛行為が日本全国に広がっているとの内容でした。気持ち的には、納得できる行為かもしれませんね。

ここでは、もう一つの面白い見方も紹介されていました。「自粛する事は、自分が何らかの形で、現状打開に貢献しているという気持ちに、簡単にさせてくれる。しかし、この自粛行為がどれだけ現状打開にインパクトを与えるかに関しては、殆ど考えられていない。」また、橋下知事のコメントとして、「自粛のし過ぎは、経済に悪い影響を与えるであろう。」と書かれていいました。

今は、世界中からDonationの嵐で、救済のパワーと元気力を貰っていると思います。しかし、Donationって、一時の熱で終わってしまう可能性があるんですよね。送ってしまえば、「自分は、何かをしてあげられた」という、満足感がえられますからね。そこで、止まっちゃうんですよね、思考が。。。

個人的に10億円、4億円、1億円という寄付をした人が、話題になります。すばらしい事です。こういう話題は、人々の頑張る気持ちを促すかもしれません。でも、本当に大変なのは半年後、1年後、5年後のような気がします。しかも、掛かる金額は、うん十兆円の単位かもしれません。寄付金のあげっぱなしでは、どうにもならない数字かもしれません。そうこうしている内に、月日が流れ、一般の人にとっては、「終わった事」として、記憶から削除されてしまうかもしれません。

そうなると、本当にインパクトのある被災地救援って、日本経済を元気にする事かもしれません。外貨をバンバン稼いで、日本でバンバン使い、税金もバンバン払う。

被災地復興に掛かるコストは、個人や一企業だけでは、どうにも太刀打ちできません。国を絡めて税金を投入して、全身全霊を掛けて取り組む事なのかもしれません。

自粛、義援金、ボランティア、日本経済を活発にする行動。。。皆さんは、どんな形で日本復興に取り組みますか?