リーダーシップとスチュワードシップ
定義された、または依頼された業務を効率よく、ミス無く進める
08/29/2010, 11:02
Filed under: - グローバルビジネスに欠かせない人財
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ほんです。「3年後に仕事がありますか」のテーマで有ったような話題ですが、「処理業務型」は人件費の安い外国に移管される傾向があります。経理、人事、売掛回収、費用処理、発注、市場分析報告書(データ整理)。これらは重要な業務ですが、日本人が高い給料をもらい続けて維持できる仕事か?という問いにぶつかります。
では、3年後も仕事がある状態とはどういうことでしょうか。
弊社の中(海外も含む)の社員で一般的に感じられるのは、アジアを含む外国人社員の牽引力です。その人たちは「こうしたい、これを作りたいので、ここを助けてくれ」という要請を良く聞きます。時には結構乱暴な、または日本の商習慣では難しいこともあります。一方、日本人社員には「まじめに仕事を仕上げる型」が目に付きます。タイプであり、良し悪しではないかもしれませんが、どうしても日本人は「奉仕型、実行型」、外国人は「提案型、設計型、時として破壊型」が目立ちます。もちろん日本人でも「設計型」は居ますが、現状打破の乱暴なアプローチが必要なので 時として「無茶なやつ、調和を乱すやつ」になる可能性があります。
新しい価値を生み出すために設計し、牽引する「リーダーシップ」。
定義された、または依頼された業務を効率よく、ミス無く進める
「スチュワードシップ」。
上記のバランスが大事だと思うのですが、自社を見ると「スチュワードシップ」が多い気がしています。そして、皆で仕上げる、誰かと調整して仕上げる傾向に感じます。日本人の、与えられた業務をきちんとやり遂げる力はおそらく他の通髄を見ない優れた力と思います。それは重要な価値です。しかしながらその業務をする人のコストが競争力を発揮するかは常に意識する必要あると思います。
これは個人的意見ですが、日本人は皆で協力し合うのは得意だが、一人で全部こなす負荷が嫌なのか、自信が無いのか、調和を乱したくないのか、いずれにしても生産性が悪い気がしています。そうすると外国よりもスタッフの数が多いような気がしています。それはビジネスパーソンの力をグローバルな視点で見た場合、競争力がなくなるリスクにも感じます。
ビジネスパーソン、スタッフ、アシスタント、皆が 自分の仕事の範囲と深みをもう一段上げ、自分が牽引するという姿勢を作っていかないとあなたの仕事が無くなる(外国に移管されるか、外部へ業務委託される)と思うのですが、皆さんはどう思いますか?
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