New Japan Initiative Blog – 在米コンサルタント3人が日本人ビジネスパーソンに提言します!


日本は、人が資源

Masakiです。先日、アメリカ在住の日本人先輩とランチを取りました。Kさんは、20代の頃、アメリカに単身乗り込み、アルバイト、自営業などを経て、現在はサラリーマンとして西海岸のビジネスをすべて任されております。所謂、雑草のごとく現場からの叩き上げで勝ち残っている方です。

「人財」という観点からみて、日本が大きく変わった事をしきりに気にしていました。彼が学生の頃は、学校では、「日本は資源が乏しい国です。どうしても輸入に頼らなければなりません。よって人を資源と考え、人の力により付加価値を付け、より良い製品を海外に送り出して行かねばなりません。」とよく言われたそうです。よって、ゆとり教育とかWork Life Balance とかいう概念は無く、社会全体が必死に更なる上を目指していたようです。

今、例え不景気だといっても、行き倒れの人の話しは聞きませんし、路上生活者も食べ物だけは確保できているようです。多分、戦後復興の時とは、貧しさのレベルが違うのでしょうね。ある意味、社会に甘えられるゆとりがあるのかもしれません。 そんな環境の変化のお陰で、そこまで必死になって付加価値を作り出さなくても、生きられてしまうのかもしれません。

そのようにゆとりのある社会で生活しているうちに、新興国からの価格競争に押され、安くする事で企業努力を全うしていると思いこんでいる傾向があるように思えます。先進国の仲間入りを果たした日本が、新興国の生活レベルに戻りたいとは思えません。やはり、人という資源に、もっともっと個人も企業も投資して、価格競争のジレンマから価値競争にシフトできるように応援して行きたいと思います。

皆さんは、自分の付加価値を上げるのに、どんな取り組みをしていますか?


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