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Low & High Context Culture 家庭編 #2

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Masakiです。妻とTextingをしていて、自分がHigh Contextの発想をしていた事に気がつかず、誤解になりそうな事がありました。

<バックグラウンド>

よく行く日本料理のお店で、珍しい「牛タンの出汁鍋」を出してくれました。勿論メニューにもない料理で、見た目も綺麗だったので、妻が写真を撮っていました。その時、「後で送ってね。」って頼んでおきました。
それから一週間経っても送って来ないので、思いついた時にTextingをしました。その時のやり取りは、下記になります。

私: Will you send me the Nakai san’s beef tongue soup when you have a chance?

妻: What?? Was this email for me?

私: Yes. We took it last Tuesday if you still have it.

妻: What did we take? I don’t have anything?

私: OK. That’s fine. You can forget about it.

妻: I’m sorry, but I don’t know what you are talking about. I remember eating the tongue soup at the restaurant. We finished it there. We didn’t bring anything home…..Do you mean the picture???
You never said “picture”.

私: Oh, I am sorry. Yeah, you cannot send me the soup…

私が完全に日本人的なHigh Context頭脳になっていました。それと”Take”という簡単な単語は、誤解され易いという事ですね。

先ず、私のHigh Context脳からの説明ですと、こうなります。

 

1. 妻本人が写真を撮っていた。(写真の事を忘れているハズがない)
2. 僕は、既に「後で、写真を送ってね。」ってお願いしてある。
3. 妻は、細かい事は余り覚えていないという印象がある。(それでも、なお、忘れるハズ無いだろう)
上記は「既に妻も分っている事だろう」という思い込み (常識: High context)

妻のLow Context脳からの説明ですと、こうなります。
1. Take —> (食事) を持ち帰るという意味合い。
2. 僕が “Picture” と明確に指示していないから、何を話しているか分らない。
3. Soupなんて、持ち帰っていない。事実そうでしょう。

上記は、「文章に明確に書いてある事」で内容を理解する(Low context)

最終的には、妻が僕のHigh contextの意味合いを察してくれました。夫婦間でも、こんな些細な誤解が続くとイライラしてくるものです。これが仕事となると、お互いの不信感に繋がりかねませんよね。自分で何気なく話している時、急いでいる時は、自分のコミュニケーションに注意する事が大切です。特に外国の方と話している時は、意識してLow Contextに落とすよう心掛けて下さい。急いでいる時は、要注意ですね。