New Japan Initiative Blog – 在米コンサルタント3人が日本人ビジネスパーソンに提言します!


相手から何を求められているのか

masakiです。

12月15日のWall Street Journal に面白い記事が載っていました。先進国のビジネスパーソンが新興国(Brazil, Russia, India, China, Eastern Europe and Turkey)に何を求めてパートナーシップを結ぶかというと、低賃金の労働力、物流のアレンジ、政府やビジネスに役立つコネ、そして違う商習慣への対応が多いようです。

ここで面白いのが先進国のピジネスパーソンは、「新興国が何を求めてパートナーシップを結びたいのか」を全く調べずに乗り込む事が多々あるようです。

新興国側が求めている事の例は、腐敗した政府職員への対応、賄賂、それからマフィアなどへの保護料などが上げられるようです。

相手の本音を知らずに、うわべだけで契約を結んでしまいプロジェクトをスタートさせてしまうと、現場の人間は身動きが取れなくなってしまいますよね。場合によってはパートナーシップの解消につながり、財的資源、人的資源を無駄にしてしまいますね。

相手の本音を知る事は、、新興国相手だけではなく、グローバルビジネスをする上では最も大切な事の一つなんですね。

皆さんは、どうです? どの位相手のニーズを理解してミーティングに臨んでいますか?



聞くことの大切さ

morioです。

新しいリーダーとして登場したオバマ新大統領ですが、彼にはいろいろな優れた点があります。その一つが聞くスキルです。

彼の話をいろいろ聞くにつけ、彼がいろいろな人からよく話を聞くということです。演説の上手さは有名ですが、それ以上に注目したいのは聞くことです。

一つのサイドの話だけでなく、異なる意見や立場の人の話も聞くことです。徹底して聞いた後、最後は自分で意思決定をするのがオバマ大統領のスタイルだそうです。 

人は自分の話をしっかり聞いてくれる人に対して好感を持ちます。たとえ最終的な決断は自分の求める物と異なっても自分の意見、立場をしっかり聞いてくれた、理解してくれたと感じるだけで満足できる場合もあります。

聞くというスキルは、人を動かすリーダーシップのスキルとして大切なスキルだけでなく、グローバルな世界で人間関係を作り信頼を深めて行くために、大切なスキルだと思います。

もしまわりの人たちから「あの人はよく自分の話を聞いてくれる。」という評判をもらったら、私は素晴らしい褒め言葉をもらったと思います。