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転職というオプション

ほんです。貴方は転職の面接を想像したことがありますか?

私の会社はかなり転職してきた人が多い。また社員が転職で出て行くケースもある。それでも外資企業にしては定着率が高い方かと思います。

過日、役員の秘書の方を社外から募集することになり多数の応募があり、人事部門が1次面接をした後、5名ほどの方と2時面接のような場を持ちました。この方々が皆さんすごい。皆さん女性で経験豊富で複数の企業で社長をはじめとした役員秘書の経験者。レジュメもインパクトある方々で、勉強している。どなたを選んでも大丈夫というくらい難しい採用面接でした。

私は部下に年度のレビューで転職レジュメを書くつもりでその年の仕事の成果を記述しなさいと言っています。もちろん転職して欲しい訳ではないですが、そのくらい他人にアピールできる履歴書にかける仕事をしなさいという意味です。日本人は真面目に仕事をしますが、自分の仕事がどれほど自社にインパクトあるのかを表現するのが下手のような気がします。もちろん自分も含めて。Job Hoppingをすることが良いと思っているわけではないが、そういう際に自分の価値を第3者が評価するということだと思うからです。

友人である別の企業の幹部にこの話をしたら、そもそも通じないと言っていました。彼は転職経験ありますが。理由は その企業社員は「転職すること」がキャリアのオプションに入っていない、とのことです。

偉そうな事を書いていますが、自分自身は転職していません。幸いにいろいろな職場で社内転職しています。しかし危機感は常に有ります。いつでも使えるレジュメを書いています。ヘッドハンターのインタビューも(日本語、英語双方で)受けます。

これからますますダイバーシティ(多様性)が高まります。自分自身の価値をどう表現するか。重要ではないかと、、。