城島選手の退団
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morioです。先日、メジャーリーグのシアトルマリナーズの城島選手が退団し、日本の球界に戻る決断をしたというニュースが報道されました。
城島選手はメジャーリーグで唯一の日本人捕手だったので注目していました。
なぜなら捕手というポジションが、ユニークなポジションだからです。投手や他の野手だったら、自分のスキルや身体能力の素晴らしさをアピールして、実際に試合で自分の打撃や守備、走塁、ピッチングでよい成績をおさめれば、個人の力でよい評価を得ることができます。
でも捕手は、それだけでは十分ではありません。捕手は自分のチームが勝つために相手の打者に対してどんな配球をするか、投手のリードをすることが重要な仕事です。捕手が出す配球のサインに投手が納得して従う信頼関係を作り上げることは捕手の大きな役割です。投手の気持ちや調子、強み、弱みを理解し、相手チームのバッターの強み、弱み、癖をふまえてベストな配球を決めることが捕手には期待されています。
メジャーリーグでプレーしている選手は、みんなマイナーリーグで成功してメジャーに昇格してプレーしています。一人一人が自分の成功体験を持っています。自分の考え、やり方に自信を持っています。そういう人たちに、指示や注文を出して納得してもらうこと簡単ではありません。突然日本からやってきて、日本での経験や実績のみで大リーグでのプレーの経験がなければ、すぐ受け入れて評価をしてくれません。
次のバッターへの配球を決める時、味方の投手から信頼感を得ていないと、サインを出してもすぐにクビを横に振って受け入れてくれません。
そんな状況を城島選手のマリナーズの最初の年ではたびたび見かけました。最初は、本当に城島選手は大変だったと思います。
それが2年目、3年目となると城島選手のリードに対してマリナーズの投手の反応も変わってきました。信頼感を獲得しチームの中で活躍する機会を見るに従ってこちらも嬉しくなりました。
私には、城島選手のプロセスがグローバル化していく組織の中で日本人のマネジャーのみなさんが現地化で苦労される姿と重なります。
信頼関係は、瞬時に確立するものではありません。
部下やチームメンバーの信頼関係を作るには時間とプロセスが必要です。同じ言葉を使っているからと言ってもどれだけお互いが理解しているかはわかりません。
このところ私は、ダイアローグ(dialogue)という言葉が好きです。日本語に直すと対話ということですが、お互いが自分の認識や印象、現状分析や期待を徹底的に繰り返し納得するまで話し合うことが大切だと思っています。
ダイアローグを通してお互いの考えや立場が理解でき納得できることが、次のアクションを積極的に実行する気持ちを生み出します。信頼関係を作るプロセスでダイアローグは不可欠だと思っています。
今年は、城島選手は怪我もあり、チームの若手起用の方針もあり、ベンチにいることも多くなかなかゲームでプレーできずに大変悔しかったことと思います。
城島選手のメジャーリーグでのチャレンジが今年で終わってしまったのは残念ですが、来年は城島選手がメジャーリーグで経験し学んだことを日本のプロ野球でどのように実践し活躍してくれるのか大変興味があります。日本の野球もグローバル化が始まっていますから。
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野茂選手の大リーグ挑戦に始まり、まさかこんなにたくさんの大リーガーが日本から出てくるなんて、あるいはワールドベースボールクラシック杯で日本が優勝するなんて米国人は考えもしなかったでしょうね。敗戦直後の日本水泳とダブってきてしまします。日本が世界で通用するパートはまだまだあると思われます。その日本の良さ・強さを日本自身で認める・見つけ、もっと世界に情報発信するようになってほしい(そういう意味では戦争直後の日本は自信を持っていたといえます)。また、大リーグで日本人キャプテンが出るのはいつでしょうね?世界のトップレベル集団をまとめる、リーダーシップを発揮する、ここにグローバル人材として活躍できるミソがあるように思います。
コメント : Samurai 10/31/2009 @ 05:50Samuraiさん、コメントありがとうございます。
コメント : morio 11/01/2009 @ 14:45野茂選手のインパクトは本当に強かったと思います。アメリカ人に日本人プレーヤーのレベルの高さを証明することになり、日本人には、大いに自信を与えました。今後も大リーグの日本人プレーヤーは増えていくと思います。
ご指摘のありました日本人キャプテンが生まれるのを楽しみにしています。そして、いつか日本人監督が大リーグで生まれることがあるのか考えています。
欧米のグローバル企業で日本人のトップ、CEOが生まれるのとどちらが先でしょうか?